遺言書のリライト
こんにちは。しおんです。
東京は、雪にこそなりませんでしたが、かなり冷え込んでいますね。こんな日は床暖房でぬくぬく読書に限ります♪
さて、そんななか、今日は誕生月のTODOである遺言書について。
◆誕生日あれこれ
先日、55歳になりました。
弟からは「ゴーゴーで張りのある一年になりますように」なるお祝いメッセージをもらいました😁
早くこのコロナ禍が収まって、また集まれるようになるといいなぁ。
息子からは、"プレゼント送ったよ"とLINE。娘がそれを見て、"遅くなったけど私も何か送ろうかのぅ…"とつぶやく一幕もありました。
同じように育てたはずですが、どうも上の娘は甘え上手で、下の息子の方は独立した世帯として接したいと考えている節があり…。彼の方が色々気を遣ってくれる傾向にあります。
このあたり、性格によるのか性差に起因するのか、はたまた家族というコミュニティ内のバランスによるのか? なかなか興味深いところではあります。
◆誕生月のTo Do
それはさておき、1月に毎年しているのが「遺言書の見直し」です。
そもそも、書き始めたきっかけは、10数年前の離婚でした。
当時、娘はまだ小学6年生。
自分に万一のことがあった場合、子供たちがきちんと暮らしていけるようにしておかなくては!という思いが大きかったのです。
したがって、遺言執行者を母(後には弟)に定め諸々お願いする、という趣旨でした。
その後、状況の変化に応じて、毎年1月に見直してきました。
◆基本スタンス
子供たちが独立した今となっては、記す目的そのものが違ってきたと感じています。
彼ら自身で世の中を渡っていける力を持っていると思うので、遺産も必須ではないでしょう(そもそも大した金額では無いですし)。ま、あれば嬉しいんでしょうけどね。
ということで、自分自身の振り返りと、気持ちを伝える、そしてお世話になった社会にちょっぴり恩返しする意味合いが強まってきました。
そんな視点から、基本的には以下を記載しています。
1)姉弟には平等に遺贈
2)姪たちへの遺贈
3)団体への寄付(交通遺児や母子家庭支援団体に)
4)執行者を指名
◆無効にならないように
今は直筆遺言状ですので、無効にならないよう書式等に留意して書いています。
書き損じないよう、お気に入りの筆記具で丁寧に書く時の適度な緊張感は、PCで文章を記録するのとは違った趣がありますね。
そして、書き上げた際にはデータで遺言執行者の弟に送付するとともに、子供たちにも概要と保管場所場所を伝えています。
法務局に預ければベターでしょうが、まあそこまでではないかと。
聞くところによると、保管場所が知らされていなかったため面倒なことになるケースもあるそうですので、気をつけたいところです。
◆記す意味
歳を重ねるごとに、1年が早くなっていくように感じます。
そのなかで、こういう小さなマイルールは「1つの楔」として機能するように思います。正直、面倒に感じる年もありますが、自分の気持ちの中で優先順位がどうあるか?を考える良い機会かな、と。
確実なのは、いつか人は死ぬと言うこと。
遺言書には、残された人の間で無用な争いを防ぐと言う意味ももちろんあるでしょう。
それ以上に、日常から少し視座を変えて自分の死んだ後を考えることは、価値観の見直しにもなり、その後の生き方を改めて考えることに繋がるように思います。