早期退職〜デュアルライフ目指して

東京と蓼科のデュアルライフを目指すプレシニアです。健康とお金のことを中心に綴ります。

フェルメール展にて

こんにちは。しおんです。だいぶ春めいてきましたね。

 

◆週末の上野

先月中旬、上野で開催中のフェルメール展に行ってきました。

日時指定予約制となっているので、まずは公式チケットサイトでポチッ。まだ寒いし11時半スタートのコマにしました。

すると、昼時にかかるためか、はたまた雨模様だったせいか、土曜日にも関わらず行列もなくすっと入ることができました。嬉しい誤算です。


◆宣伝に釣られました(^^)
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美術館によれば『修復によりキューピッドが現れた≪#窓辺で手紙を読む女≫所蔵館以外では世界初公開❗️』との事。

今回この新たな発見に釣られて、足を運びました。しっかり宣伝にやられています💦

東京都美術館は、話題作りや宣伝は上手いと思います。
が、往々にして人を詰め込みすぎ!かつ、空間の制約があるので仕方ないとはいえ、展示の間隔も狭いことが多いですね。
個人的にはあまり相性の良い美術館ではないのですが…(上野博物館や山種、細美や相国寺が好き♪♪)

さて、今回はどうかしら?


◆詰め込みモードでした
残念ながら、展示はやはり間隔が狭く、見やすい環境とは言えませんでした。

目玉の修復に関しては、動画も活用しその様子が詳細に紹介されていました。
科学的な分析や緻密な検証も経て、今回の発見がなされたのですね。学術的にも価値のある事なのでしょう。

ただ、修復された絵画を見た感想は…
「バランスが悪いなぁ。キューピットも全然可愛くないし、第一大きすぎ…」というものでした。
申し訳ないけど、チグハグな配置に感じられ、感動できませんでした。

何も無い方が、手紙というモチーフに気持ちが引き寄せられ、この女性の心情やシチュエーションにも想像を巡らせられる気がします。
僭越ながら、ふと「フェルメールが生きていたら、この修復を歓迎したのだろうか?」と思ってしまいました。


◆余白や間、不完全である事
ミロのビーナスも、また、南画などもそうですが、完全では無い事や余白が語る事も多いと思います。何でも埋めたり、明らかにし過ぎない方が良いのでは?
…そう感じるのは、私が歳をとったからかもしれませんが。

展示は平板、ショップの品揃えも浅く、やっぱりこちらとは相性が良くないようです→個人の感想ですので悪しからず。

 

この日は、牡丹園を流して帰途につきました。
次はもう少し落ち着いた環境で絵に出会いたいものです。