早期退職〜デュアルライフ目指して

東京と蓼科のデュアルライフを目指すプレシニアです。健康とお金のことを中心に綴ります。

父の病状〜がんと宣告されました〜

こんにちは。しおんです。先週はいろいろ考えさせられた一週間でした。


◆父の病状
4月初旬に入院した父。その後、検査したところ、ステージIVの膵臓癌とわかりました…
余命は3〜6ヶ月と言われたそうです。

なかば覚悟ををしていたとはいえ、やはりショックだったようで、母に「今日はさすがに何もする気にならないなぁ」とつぶやいていたそうです。


◆チャレンジを選ぶ
その後、先生からいくつかの選択肢を示され、「食事を摂れるようになりたい」という希望のもと、翌日に手術。

急な展開でしたが、手術の結果、次第に食事を取れるようになり、昨日は5分粥を食べたとのことです。
先生には「高齢なので体力的に厳しい可能性もあるし、予後の状況によってかえって苦しむことになるかもしれない」と言われたそうですが、手術の効果があってよかったです。

 

そして、今は痛みをこらえてリハビリ中。

頑張ってるぞ〜!と母への定期連絡電話で話しているそうです。

いくつになっても、自分のやりたい事を持って、前向きに&楽観的な父。
今回、残された時間の中でも精一杯思うように過ごしてほしいと思います。


◆コロナの制限下で
本当なら、お見舞いや手伝いで現地に行きたいところですが、現在は移動もままならず。
病院でもルールが厳格化され、先日から家族であっても病室に入ることが禁じられています。ですから、母親もナースセンターに着替え等を届けている状況。

 

いろいろな制約の中、遠くからエールを送るしかないのはもどかしい限りです。
顔を見たり声を聞いたり、体をさすったり…近くにいれば何かしらできることがあるだろうになぁ。


◆私達にできること
とりあえず、弟たちと連絡を取り合い、お見舞いの手紙や写真、本などを送っています。
特に、長男は(責任感があるので)、色々と考えてくれ、改めてありがたいなぁと思いました。
先日は、3人でお見舞い金を送ろうと音頭をとって、現金書留を手配してくれました。

 

◆いつも味方でいてくれた父
お茶目な言動や楽しい話で、ムードメーカーとして家族を引っ張ってくれた父。

平日こそ一緒に食事できませんでしたが、週末の食卓では、仕事の失敗談や上首尾にいったいきさつ、出張先での発見や会社の人の振舞いのアレコレなど、色々話してくれました。

いま思うと、私は、働くことの楽しさや大変さを父を通じて感じていたのかもしれません。

 

また、子供の頃のいたずらや農家あるある話は面白おかしく、病気で苦労した話なども暗くならない感じで語ってくれました。

 

一方で、肝心な時には支えてくれました。

私の離婚の際「こんなことになっちゃってごめんね」と言ったら、「恥ずかしい事なんてひとつもないぞ。お前が幸せでさえいればいいんだ。」とさらりとひと言。

辛かったあの時、そしてその後も、この言葉にどれだけ救われたことでしょう。
今も、その時の父の声音や表情を思い出すたびにジーンとします。

 


◆これからのこと
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私もやるせない気持ちですが、一番ショックなのは本人ですね。

これから、まずは父の気持ちを第一に。そして母の考えを尊重しながら、できることをしていきたいと思います。

 

たとえば…

・父の思いをきちんと受け止め、理解する

・母の考えを聞く
・制度や治療法の把握
・経済的なサポート
・定期的に手紙を書く
・介護休暇〜PCR検査を受けた上で現地に行って介護する(可能かどうかは要確認ですが)
・母のこれからの暮らし方
・兄弟間の協力や分担

などでしょうか。

 

お父さん、どうか最後まで思うように生きて下さいね。
私も、東京で頑張るね。